高野歯科医院は CT・ 顕微鏡 ・セファロ 、3Dスキャナー・レーザー 設備有.小児のう蝕予防・咬合育成・予防矯正・小児矯正・成人矯正・う蝕・歯周病・顎関節症・インプラント・口臭などを7名の常勤歯科衛生士と2名の常勤歯科医師などで加療させて頂いております。
2003年4月23日 54歳11ヶ月
治療前左下奥2本の欠損
2005年12月13日 57歳6ヶ月
アバットメント連結時
2005年12月30日 57歳6ヶ月 白金加金で鋳接したキャストトゥアバットメントを奨励連結トルク25Ncmで連結
2006年1月24日 57歳7ヶ月
白金加金コーピングの単独HB冠修復を仮着セメントで合着
2012年4月4日 舌側の歯茎の腫れを主訴に来院
破折線の入った側に膿瘍を形成する。
後方のインプラントとダイレクトアバットメントで連結冠(セメント合着)天然歯との連結ブリッジで応急リカバリー?
スリーピング(咬合に参加させない)させれど再び膿瘍形成する。早期のインプラントの除去が必要
2012年よりSleepingさせていた#36の破折Implantの除去とImmediateでReplaceが可能かどうかをSimulationする。もちろんAstraの選択枝はあり得ない。 2013年5月9日Tooth#36のFloweringしたアストラインプラント3.5-8mmの除去。
高野歯科医院4本目のアストラ破折インプラントの撤去。破折線と言うよりは破折隙が適切な名称か。破折隙は舌側ImplantPlatformから第二thread付近まで及んでいた。Astra専用の3.5用のTrephine Bur(Stenless製、外形4.5mm)を使用。 切削熱で骨の熱傷させないように内外2系統の注水システムで200回転/分、低圧、間歇的に切削した。
切削深度は1mm手前の7mmまで行った。その後はImplantに陥入させたAstra製のImplant Retrieverを鉗子で把持して回転力を加えてImplantを撤去した。Foul Line まで2.6mmと3.5のTrephine Burの外径が4.5mm、撤去後の形成深度(頬側)が6mmを考慮して4.1-8mmのInplantの再埋入は3ヶ月間Delayすることとした。
インプラントの破折隙に接する歯槽骨以外は健全な骨とIntegrationしていた(破折隙に沿った垂直性の骨吸収)。あとは患者様がどれだけImplantを希望していただけるか、痛みに耐えていただけるか、あるいはどれだけ術者である私を信頼してくれるか…まだ先行く道は長い。
2013年4月3日tooth#22の歯肉の腫れを主訴に来院インプラント周囲炎の診断下に消炎処置中にインプラントの破折を認める。桜の開花よりいち早くアストラインプラントが新潟の地に9本め開花(Flowering)したのです。これもやはり25Ncmで連結したCastToAbutmentとの組み合わせだった。
Abutmentと上部構造を除去してCover Screwに交換、そのままFlapを閉じてみたが……
Sleepingして1ヶ月 経過、残念ながらPeri-implantitisは鎮火しない。Implantの撤去しか選択肢は無いのか? 撤去後の再埋入の必要性は隣在する#23の4.0STの破折が危惧されるので高い、しかし再埋入後の組織の甚大なRecessionが危惧される。
A Simulation of immediate replacement from fractured AstraTech Implant to Straumann BL Implant 4.1-12mm.
Immediate replacement from fractured AstraTech Implant to Straumann BL Implant 4.1-12mm.
撤去されたアストラテック破折インプラント(Labial View)
撤去されたアストラテック破折インプラント(Palatal View)
Immediate replacement from fractured AstraTech Implant to Straumann BL Implant 4.1-12mm.
12.5%のハイリスクで破折するインプラントですから不安です。不気味なことにAbutmentScrewは緩んでおりました。メーカー推奨の25Ncmでなく20Ncmで増し締め、およそ90°回転する。さらにしばらく休んでいたナイトガードの再開を患者様にお願いした。